nafuda

Travel スペイン旅行記5

ロンダ〜ミハス〜コスタ・デル・ソル


高い石橋 白い壁の家々
この日はほとんど移動の日だった。スペインの南端にある海岸「コスタ・デル・ソル」に向けて。
スペインの大地は広く、見渡す限りのオリーブ畑だった。地平線のかなたまでオリーブの木が規則的に並んでいるのだ。また山間部に行くと秋吉台なんか目じゃないくらい広いカルスト地形になっていた。地理を勉強していた僕らにはたまらない景色だった。

そんな山奥を走っているとロンダという小さな町についた。
山奥のなかでもさらに盛り上がった地形の上にできた町らしい。橋の下を覗いてみると、下を流れる川が遠くに見えた。気候が変わりやすいらしく、雨が降っていたかと思うとすぐに青空になった。白い壁の家々が映えてきれいだった。アンダルシアっぽい。狭い街なので短い時間で廻ることができた。下の川まで降りることもできた。このあたりの名産は組み木細工らしく、どの土産屋に行ってもある。箱根のやつににていた。

しばらくバスで走り、地中海も見え始めた頃、今度はミハスという街に停まった。
ミハス
地中海の砂浜
よくガイドブックやパンフレットに載っている白い壁の家々の細い通りがある町だ。あいにく曇っていたのでその写真ほどきれいではなかったが、この街もさほど広い町ではなかったので短い時間でまわることができた。展望台からは地中海の向こう側、アフリカ大陸がうっすらと見える。冬〜春の地中海は曇っているらしい。
ちょうどここの現地の人たちは選挙の真っ最中だった。テロが起こったせいで首相のアメリカ寄りの政治が疑問視され解任されたのだ。この選挙で勝利したサパテロ首相は早々とイラクからスペイン軍を撤退させた。それはまたしばらく後の話。
この街は観光地観光地していてお土産屋さんだらけだった。でもたいして買うようなものはなかった。

また移動。もう日が沈みそうだ、というぐらいになってようやくホテルに到着。この旅行で最高の部屋だった。トイレもなんか豪華だし、タイルも上等なもの。まるで城だ。でもついてすぐにホテルを出て散歩した。せっかく地中海の目と鼻の先のホテルなんだから海に行かないと。コスタ・デル・ソルとは「太陽の海岸」と言う意味だが太陽なんてまったく見えないし、むしろ嵐がもうすぐ来そうだった。夏来なきゃダメだ、ここは。せっかくなので、飛行機でもらったワインの空き瓶に地中海の砂を入れて持って帰った。

帰る途中でやはり雨が降り出した。くっそぅ、太陽の海岸なのに。ホテルに戻りホテル内のバイキングで晩飯を済ませた。アイスも食い放題。サイコー!

つづく
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