nafuda

Travel スペイン旅行記3

マドリッド〜コルドバ

コルドバへはツアーとして観光バスで向かう。スペインは広いので個人旅行でまわろうとすると、手間と時間とお金がかかってしまうだろう。
コルドバはスペインの南のアンダルシア地方にあるので、長い時間バスに乗り続けなくてはならなかった。
郊外へ向かう鉄道が使えないのでこの日も大渋滞が起きていた。みんな車で出勤しているのだ。こうして2時間近くかけてマドリッドを出ることができた。
風車
メスキータ
花の小道
追悼デモ
何時間かバスに揺られて風車のある丘に到着した。ドン・キホーテが怪物と間違えた有名な風車らしい。でもかなりボロボロだった。使われなくなってほったらかしにされたのか。
それはともかく、この丘から下の風景を見ると見たことないくらいだだっ広い平野があった。北海道は広いなぁとか言ってたけどそんなレベルじゃない。さすがユーラシア大陸。規模が違います。
風車の丘を後にして、またもやコルドバへの旅路に着く。途中、トイレ休憩や昼飯のためにサービスエリアのようなとこに何度か停まった。僕らはツアーの客とぎゃあぎゃあとつるむのはイヤだったので、さっさと店の外に出てぶらぶらしていた。すると僕らと同じようなことしている人がいた。だれともつるまず、すぐみんなと違うとこに行ってぶらぶらする人。しかも何回もだ。行動パターンが似ているので、考えてることもいっしょだろうと思って話してみた。なんと一人で来ているらしい。
横浜の人で、そのとき横浜市役所に就職が決まったのだそうだ。なんかいろいろあってストレスがたまってたか何かで思いつきでこのツアーに申し込んだらしい。
いろいろしゃべっているうちに仲良くなった。

また何時間もバスに乗ってようやくコルドバへ着いた。曇っていた。アンダルシア地方といえば真っ青の空にひまわりを思い浮かべる人が多いだろうが、冬、春は曇の日がおおいらしい。
主な見所はアルカサル(王宮)、メスキータ(教会)、花の小道。
アルカサルはテロのせいで喪に服しているらしく閉まっていた。残念。ツアーに連れられてメスキータに行った。キリスト教の教会だったり、イスラム教のモスクだったり、何回も改装されて今に至っているらしい。確かに教会にしてはなんか異様だ。アラブ文字が彫ってあったりもした。中庭に出ると、オレンジの木が何本も立っていて実がなっていた。

メスキータを出て道なりに歩いていくと花の小道があった。この一帯は昔ユダヤ人が住んでいたところで、外敵を防ぐためにゴチャゴチャと入り組んだ小道にしているのではないかと思う。ユダヤ人は昔からキリストを殺した民族として迫害されてきた。自然、敵も多かったのだろう。
それにしても本当に迷路のようだ。僕はこういう道が大好きなので、けっこうなことだが。

バスの集合時間まで時間をつぶした。僕はお土産屋さんでB5サイズの絵を買った。バスに戻ってみるとさっきの横浜の人がスーパーの袋をぶら下げていた。街の奥の奥のほうにあったらしい。さすが。誰も行かないようなところに行ってる。

ホテルに着いた。この日はほとんど移動に時間を使ってしまったので観光の時間はあまりなかった。部屋に入りテレビをつけると、マドリッドでテロ被害者の追悼デモの様子が写っていた。
そんなにおおごとになるとは・・・どのチャンネルにやってもこのデモの番組をやっていた。次の日からの観光にも「喪に服す」ということで入れない場所があるのではないかと不安になりながら眠りに着いた。

次の日はセビーリャ。

つづく
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送