nafuda

Travel スペイン旅行記2

セゴビア、マドリッド

水道橋
城
バス乗り場はホテルの真横にあった。切符売り場は地下にあり、係りの人に「セゴビア、2!」と2つの単語を告げてなんとか切符を買うことができた。切符にバスの時刻は書いてあったのだが、どのバスに乗ればいいかはわからなかった。その時刻の5分ほど前になって、その辺にいる運転手らしき人に切符を見せるとバスを案内してくれた。言葉はわからんでもなんとかなるもんだ。セゴビアまでは長距離バスと言ってもマドリッドから30〜40分しか離れてない。セゴビアのバス停につくとすぐ大きな通りが見えた。その通り沿いには電気屋やら定食屋、おみやげ屋さんなどの商店街なっていた。しばらくその商店街を進むと有名な水道橋が見えてきた。
これが見たかったんだよ、これが。
水道橋の端っこまでは上れるようになっていた。なんと今も水が流れている。2000年くらい前に作られた物がいまだにそのまま残ってるなんて、ほんとにすごいと思う。

しばらく道なりに歩いていくと、たいていの大きな街にはある大聖堂が見えてきた。黄土色の壁であり、いぼいぼのついた塔が何本も立っていた。中に入ると装飾がゴテゴテしいほどついていた。さすがカトリックの国。けっこうマイナーな街の教会でも規模がデカい。教会をあとにし、再び道なりに進んでいった。今度は城が見えてきた。ガイドブックによると、ディズニーランドのシンデレラ城はこの城をモデルに作られたらしい。この城の前で一休みしていると、いろんな国の観光客が前を通り過ぎて城のほうへ歩いていく。イタリア人の修学旅行生らしき少年少女らに
「いっしょに写真とって!」
みたいなことを言われたので、快く写ってあげた。アジア人が珍しいのだろうか。もうしばらく休んでいると、白人の同じ年ごろの女の子が近づいてきて、「城をバックに写真とってもらえますか?」と(英語で)言ってきたので撮ってあげた。城の中に入ると、お屋敷というより戦用の要塞として使われていたような印象をうける。騎士の鎧やらいろいろ飾ってあったし、堀がやばいくらい深い。城を見た後はプラプラ散歩がてら、さっきの教会のほうへ向かって戻った。するとさっきまで人がうじゃうじゃいた市場がなくなっており、周りの店も閉め始めていた。そうだ。スペインでは昼の2時過ぎから5時ごろまで昼休みを取ることになっているのだ。シエスタといって、サラリーマンは家に帰るし、店を営んでいる人たちは店を閉めてしまうのだ。急いでその辺のバル(BAR)に入ってカスティーリャというジャガイモのオムレツを頼んで食べた。たいていのバルにはある料理で味も悪くない。

食事が終わって歩いてバス停まで歩いて戻っていると、さっき通った商店街は開いている店が一軒もなくなっていた。これがシエスタか。恐ろしい。ちょっと時間がずれると昼飯抜きになるとこだった。見るべきとこは見たし店も開いてないので、バスに乗ってマドリッドへ帰った。このとき同じツアーの人が僕たち合わせて4組乗っていた。@大学生らしき男二人、A同じく大学生らしき女二人、B学生かどうかわからないカップルだったと思う。そのうち@とAのグループがしゃべりだした。どちらも関西の人らしかった。@のうちの一人が下品な男でずっとお下劣な話題だった。@のもう一人はしかたなく話をあわせていているようだった。一方Aの一人はノリノリでお下劣トークに盛り上がっていたが、もう一人はヒキまくっていた。そりゃひくよ。まわりが日本語わからないからってめちゃくちゃいいおって。あんな下品なヤツ、関西の恥じゃ、バカめが。僕らはずっと寝てたり寝たふりをしてたので話には参加してない。
マドリッドに着いて、朝は入れなかった王宮に再び向かった。15分ほど歩いて、いとこがいきなり

「しまった!ガイドブック、バスに忘れた!」

半旗の王宮
スタジアム
もうおそいだろ・・・
しかし二日目でガイドブック無くすのはさすがにイタイな。 しかたがないのであきらめて王宮へ。
王宮に到着すると、警官も兵隊もいなかった。テロのせいであろう、スペイン国旗が半旗で掲げられていた。今は王様は住んでなく、迎賓館として使われているのだそうだ。たしかにすごい豪華。キンキラピカピカ。
王宮を堪能してそこを出るともう5時近くなっていた。もう見るところが少なくっていたので、あまり入場時間とか関係なさそうなとこに行った。レアル・マドリッド(地元ではマドリーという)の本拠地のスタジアムだ。マドリッドにはレアルとアトレティコという2つのサッカーチームがある。それぞれにスタジアムが、つまりマドリッド市内にスタジアムが2つあるのだ。はじめてサッカー場に行ったのだが、かなり大きい。収容人数は確か5万人くらいだったか。中の展示室にはレアル・マドリッドの過去の栄光みたいなトロフィー、過去の選手の顔写真などが飾っていた。全然わからん。最後のところにやはりおみやげ屋があった。いとこが「ユニフォーム欲しいなぁ」といっていたので値段を見てみると85ユーロ。高いっス。そんなもんなんだろうけどさ。結局なんも買わずじまいでした。

晩飯もまた市内をうろついて、テキトーな店に入って食べた。やたら愛想のいいあんちゃんが料理を運んできてくれたので食べ終わった後にいっしょに記念写真をとってもらった。(デジカメじゃなく普通のカメラで)

さて、次の日からはマドリッドを出てコルドバへ向かう。

つづく
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